論理的に考えれば家族も所有物ではない。

先日福島で一家4人が無理心中を図った父親によって殺害された事件があった。妻と子供3人が無抵抗の状態で刺し殺されたと報道されていた。本来、何人であっても家族の生殺与奪の権利は無い。この父親はあると思っていたのだろうか?

以前、哲学者の東浩紀さんが宮台真司さんや堀江貴文さんとの対談で、家族を所有しないという考え方が広まらないと嘆いていた。

先日は三浦瑠麗さんが、夫婦であっても必ずしもパートナーとしか性交渉を認めないというのはおかしい、といっていた。

東さんも三浦さんもとても論理的に導き出した発言である。いっぽう、家族を殺して自身は死ねなかった父親は理性的思考を放棄して情緒的な結論を導いてしまった。