菊の国「日本」

 

先日、トイレットペーパーを買い占めている老人がいたというツイートを見た。ドラッグストアなどをハシゴして、あるもの全部買い占めてしまう上、家に置き場がなくなったので増設するつもりなどとも周囲にいっているらしい。このご老人、認知能力に支障をきたしているのか、はたまた注目されたい寂しがり屋の独り暮らしなのか。この老人に限らず日本人は、どうもパニクるとトイレットペーパーに危機意識を向けるという人が少なくないらしい。昔のオイルショック時にもこの症状がでたのだが、現代はシャワー洗浄機能付トイレの普及によって、指で押さえた紙で肛門に触れなくても、或いは紙がなかったとしても、温風で乾燥までしてくれるものがあるにも関わらずである。肛門を機械なんぞに任せるなど言語道断というわけである。今は放送されていないが、「水戸黄門」という時代劇が長きにわたって愛されている時期があった。話の内容は勧善懲悪のワンパターン時代劇である。この「水戸こうもん」は水戸光圀という徳川幕府の隠居した副将軍で「水戸の御老公」とも呼ばれている。この「ごろうこう」は家来を連れて全国行脚して悪徳為政者を懲らしめるのである。「水戸肛門」といい「水戸の後漏口」といい、あてる文字によっては言わずもがなである。日本には国花というものは正式には定められていない。しかし、桜や菊は日本の象徴のような花として格別である。この"かくべつの花”である「菊」を冠した名称に「菊座」というものがある。これは肛門の隠語でもある。私はかまって欲しい老人を指して「オカマちゃん」と密かに胸の内で呼んでいる。最初に紹介したトイレットペーパー買占め老人などはまさに「オカマちゃん」であると同時に、菊座を労わってやまない尻拭いの人である。あと、韓国民や日本国民の一部にも評判の悪い旭日旗。中心の日の丸から赤い放射線が走るあの国旗である。過去の軍旗を思い起こすということで、平凡な日本人の私にとっても嫌な印象しかない。しかし、この旭日旗。中心の赤い丸から放射する有り様は、中心の穴から伸びるシワシワを描いたような"ある部位"を想起させずにはおかない。
日本人は「あの部位」に無意識で、潜在的な、無自覚の執着、愛着があるらしい、とふと思った。そういえば、宮台真司先生曰く、日本には「ケツ舐め」野郎が多いとのことでした。